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中国が口火を切った極超音速ミサイル競争に日台も参入

■台湾「中国の戦略拠点攻撃用に開発」

 台湾も極超音速ミサイル競争に参入しました。昨年8月に発表した「2025年国防先進科学技術研究計画」で、極超音速ミサイル「青天」技術開発プロジェクトを公開し、昨年末にはチェコからミサイル発射用に使う12軸の移動式発射台の調達を検討中だと報じられました。

 台湾は2021年に射程距離2000キロの超音速巡航ミサイル「青天」の開発を終え、2022年から量産に入りました。これを基盤に最高速度をマッハ6まで引き上げた「青天2」も開発中といいます。台湾紙自由時報は、3年以内に開発を完了するスケジュールを組んでいると報じました。

 中国と台湾の間にある台湾海峡は平均で幅が180キロほどです。台湾が最大射程2000キロの極超音速ミサイルを開発するのは、中国国内の戦略拠点を直接攻撃するという意味です。台湾メディアも「原点打撃目的」と書いています。

 台湾メディアが極超音速ミサイル開発のニュースを相次いで報道すると、中国はそれとなく緊張する雰囲気です。江西省のある軍事評論家は2月、ソーシャルメディア微信に「ウクライナがロシア本土の奥深いところを攻撃し大きな打撃を与えたことを真似ようとする意図だ」と投稿しました。その一方で「極超音速ミサイルは次元が異なる技術が必要だ」とし「スクラムジェットエンジン用の高温耐熱材料開発、ミサイル量産などの過程で少なからぬ難題に直面するだろう」とも予測しました。

崔有植(チェ・ユシク)記者

【写真】台湾の超音速巡航ミサイル「青天」

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