【TV朝鮮】(アンカー)
尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権発足後に野党によって国会で可決された弾劾案は合計13件で、その弁護士費用だけで4億6000万ウォン(約4700万円)の税金が支払われました。これまで総額以外の具体的な内訳は公表されませんでしたが、今回私たちはその内訳を入手しました。各弁護士らに数千万ウォン(数百万円)の費用が支払われたため、予算はすでに不足し常任委員会の予算が転用されました。ハン・ソンウォン記者が単独でお伝えします。
(記者リポート)
文在寅(ムン・ジェイン)前政権で法務公団理事長を務めた張朱煐(チャン・ジュヨン)弁護士は、李祥敏(イ・サンミン)元行政安全部(省に相当)長官と李真淑(イ・ジンスク)放送通信委員長の弾劾訴追で国会側の代理人を務め、3300万ウォン(約340万円)を受け取りました。
崔載海(チェ・ジェヘ)監査院長や尹大統領の弾劾訴追などを担当した弁護士事務所LKBにも4700万ウォン(約480万円)が支払われました。
文在寅前政権で人権委員長を務めた宋斗煥(ソン・ドゥファン)弁護士が所属する弁護士事務所も弾劾訴追により5000万ウォン(約510万円)を稼ぎました。
このように尹錫悦政権発足後の13件の弾劾訴追で弁護士らに支払われた費用だけで4億6000万ウォン(約4700万円)に上ります。
国会は毎年、訴訟費用として5000万ウォンの予算を確保していますが、相次ぐ弾劾訴追によりこの予算では足りなくなりました。
2023年には5000万ウォン、24年には2億6000万ウォン(約2600万円)を追加で使用しましたが、その不足分は国会法制司法委員会や特別委員会から3億ウォン(約3000万円)を転用して充当しました。
与党・国民の力は「多くの議席を持つ共に民主党が野党支持の弁護士を主に雇用し、弾劾審判の仕事を与えている」と批判してきました。
金承洙(キム・スンス)/国民の力議員
「無駄な弾劾により国民の血税が共に民主党を支持する弁護士の腹を満たすために使われているのではないか…」
一連の批判に対して共に民主党は「正当な弾劾審判の弁護士費用に対して根拠のない言いがかりをつけている」として「尹錫悦政権の失政や非常戒厳令が根本原因だ」と反論しています。TV朝鮮、ハン・ソンウォンがお伝えしました。
(2025年4月2日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)