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「馬恩赫問題」巡り再び大量弾劾の動きを見せる共に民主、文炯培・李美善裁判官の任期6カ月延長する憲法裁判所法改正案も視野

野党「明日までに馬恩赫が任命されなければ重大決心」…韓悳洙代行を引き続き圧迫

与党「政府麻痺を狙った議会クーデター」「その背後に李在明と金於俊」

「馬恩赫問題」巡り再び大量弾劾の動きを見せる共に民主、文炯培・李美善裁判官の任期6カ月延長する憲法裁判所法改正案も視野

 韓国野党・共に民主党の当選1回の議員70人以上が「馬恩赫(マ・ウンヒョク)憲法裁判官候補者を直ちに任命しなければ、韓悳洙(ハン・ドクス)大統領権限代行ら内閣に対する連鎖総弾劾を行う」と表明したが、これについて与党・国民の力は「議会クーデターだ」とした上で「内乱罪で告発する」と反発している。国民の力は、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表とジャーナリストの金於俊(キム・オジュン)氏も同時に告発するという。これに対して共に民主党も反訴する方針を明らかにするなど、両党は激しく対立している。

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 国民の力の権性東(クォン・ソンドン)院内代表は29日に緊急の会見を開き「共に民主党の当選1回の議員らによる弾劾予告の背後には李在明代表と金於俊氏がいる」「金於俊氏の指示を受け、李在明代表の承認を受けて発表した内乱陰謀だ」と指摘した。「内閣総弾劾」について権性東院内代表は「憲法により設置された国家機関を強圧的に転覆あるいは権限行使を不可能にする行為は国憲紊乱(びんらん)であり、行政府を完全にまひさせるという発想そのものが反逆だ」と批判した。憲法裁判所による尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領弾劾審判の宣告が遅れ、一部では棄却あるいは却下の可能性もささやかれていることから、共に民主党は裁判官の構成を自分たちに有利に変えるため政府の転覆を狙っているというのだ。

 共に民主党の当選1回の議員グループ「ザ民初」は今月28日午後に会見を開き「馬恩赫候補者を30日までに任命しない場合は韓悳洙代行を再び弾劾訴追し、大統領権限代行職を受け継ぐ国務委員(閣僚)らも馬恩赫候補者を任命しなければ弾劾訴追する」と発表した。これに先立ち同日午前には金於俊氏が自らのユーチューブ番組で「ザ民初」所属のノ・ジョンミン議員に「国務会議(閣議)で馬恩赫任命に反対した人間を全員弾劾すべきではないか」と述べた。そのため国民の力は「会見との関連が疑われる」と疑惑を指摘した。これに対してザ民初の運営委員らは30日「明確な虚偽であり妄想」とした上で「われわれも虚偽告訴罪で反訴する」と表明した。共に民主党の朴賛大(パク・チャンデ)院内代表も韓悳洙代行に対し「来月1日までに馬恩赫候補を任命しなければ、重大な決心を下す」と圧力をかけた。

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