【ソウル聯合ニュース】韓国の崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政部長官は30日、緊急懸案に関する経済関係閣僚懇談会で、「政府は早急な懸案課題を解決するため、迅速に執行可能な事業のみを含む10兆ウォン(約1兆20億円)規模の追加補正予算を組む方針」と述べた。
南部で同時多発的に発生した山火事など災害対応や、トランプ米政権による通商リスク、人工知能(AI)分野での競争力強化、国民生活の支援などに充てられる。
崔氏は「危機状況を乗り越えるためには国が持つ力を総動員すべきだ。従来の活用可能財源を最大限活用するだけではなく、迅速に追加の財政投入が行われるべき」と説明した。
また4月中に追加補正予算が国会で可決するよう与野党に協力を呼びかけた。