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26人死亡の韓国山火事 失火の疑いで50代男を立件

【安東聯合ニュース】韓国南東部の慶尚北道義城郡で発生し、同道北東部の5市・郡に拡大した大規模な山火事を巡り、慶北警察庁の刑事機動隊は30日、26人の死者を出した山火事を起こした容疑(山林保護法違反)で50代の男を立件した。

 男は22日午前11時半ごろ、義城郡の山中で墓参りをしていた際に山火事の原因となる火を出した疑いが持たれている。男は警察の調べに対し、容疑を否認しているという。

 警察は29日に現場の保存措置を取った。来週中にも国立科学捜査研究院、消防当局などとの合同調査を行う予定だ。

 出火当時、共に墓参りに来ていた男の娘が、火が燃え広がっていると通報している。娘は出動した警察官に墓周辺に折れない木があったためライターで燃やそうとしたところ火が風に煽られ山火事になったと説明している。

 山火事は強風のため周辺地域に一気に広がり、ヘリコプターでの消火活動中に墜落して死亡したヘリの操縦者1人を含め26人が死亡した。

 発生から約1週間で韓国の山火事で過去最悪となる4万5157ヘクタールの山林が被害を受けた。

 警察は「基礎となる事実に関する調査をすべて終えた後に容疑者を呼ぶ」と伝えた。

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