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韓国国会議長 大統領代行の権限争議審判請求へ=憲法裁裁判官任命巡り

【ソウル聯合ニュース】韓国の禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長は28日、国会が憲法裁判所の裁判官候補として推薦した馬恩赫(マ・ウンヒョク)氏を韓悳洙(ハン・ドクス)大統領権限代行(首相)が任命しないのは違憲だとし、憲法裁判所に権限争議審判を請求する方針を明らかにした。

 権限争議審判は、国家機関の間で権限の有無やその範囲を巡り争いが生じた場合に憲法裁が判断を下すもの。

 また禹氏は任命が保留された馬氏の地位を臨時に決める仮処分も同時に申し立てる。

 国会議長室によると禹氏は馬氏の任命が保留されているのは深刻な違憲状態だと判断し、権限争議審判と仮処分を申し立てるとともに違憲状態解消のための多様な手続きも同時に進めるという。

 禹氏は韓氏の復帰前に大統領権限を代行していた崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政部長官についても、同じ理由で権限争議審判を請求。憲法裁は先月末、裁判官8人全員一致で「国会の権限を侵害する違法行為」との判断を示した。

 また、今月24日にあった韓氏の弾劾審判では弾劾訴追は棄却されたものの、韓氏が馬氏を任命しないのは憲法と法律に反しているとの指摘があった。

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