【ソウル聯合ニュース】韓国の憲法裁判所は28日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の罷免の是非を判断する弾劾審判の宣告日を業務時間が終了する午後6時までに発表しなかった。当初は14日に弾劾審判の結論が言い渡されると予想されていたが、週明け以降に持ち越されることになった。
憲法裁はこの日も評議を開いて1時間ほど議論したが、宣告日についての結論を出していないという。
宣告日については、市民の安全確保のために警察やソウル市、区などと協議する時間が必要なため通常、2~3日前には各方面に通知する必要があるとされる。このため尹大統領の弾劾審判の宣告は、早くても4月3日になるとみられる。同月2日には再・補欠選が実施されるため宣告は難しいとされる。文炯培(ムン・ヒョンベ)・李美善(イ・ミソン)の両裁判官が同月18日に退任するため、その前の週の金曜日である11日に言い渡されるとの見方も出ている。
裁判官らは先月25日に尹氏の弾劾審判の最終弁論が行われた後、ほぼ毎日評議を開き、審理を続けている。