ホーム > 社会 > 社会総合 print list prev

韓国の大規模山火事 出火させた人物を31日に取り調べ

【義城聯合ニュース】韓国南東部の慶尚北道義城郡で発生し、同道北東部の5市・郡に拡大した大規模な山火事を巡り、同郡の特別司法警察は28日、山火事を起こしたと自ら届け出た50代の人物を容疑者として山林保護法上の失火の疑いで31日に立件し、取り調べを行うと発表した。

 この人物は22日午前、義城郡の山中で墓参りをしていたところ、山火事の原因となる火を出したとし、山林管理当局に自ら届け出た。

 山火事は強風に煽られて周辺地域に広がり、24人が死亡、25人が重軽傷を負った。

 鎮火まで約1週間を要した山火事は過去最悪となる4万5157ヘクタールの山林が被害を受けた。

 警察はこの人物の娘を参考人として呼び、事実関係の確認などの調査を終えた。

 特別司法警察の捜査を指揮する検察は、人的被害や文化財への被害があったことから、山林保護法だけでなく刑法と文化財保護法の適用を検討しなければならないと主張している。

 また過去の大規模山火事の例から、家宅捜索や出国禁止処分が必要で、容疑者の身柄を拘束する必要があるとの見方を示した。

 義城郡は、人的被害と文化財被害の部分を刑事告発する方式で事件の一部を捜査当局に移管する方針だ。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい