◇南東部の大規模山火事 発生から7日で鎮火
南東部の慶尚北道義城郡で発生し、同道北東部の5市・郡に拡大した大規模な山火事は、発生から7日目となる28日午後に消し止められた。今回の山火事は22日午前、墓参り客の失火などが原因で発生。秒速10メートルを超える強風に乗って急速に燃え広がった。28日午前の時点でサッカー場約6万3245面分に相当する4万5157ヘクタールの山林が被害を受け、24人が死亡、住宅など2412カ所が燃えた。韓国では南東部以外に南部などでも山火事が発生。過去最悪の被害となっている。南東部の24人以外に少なくとも4人が死亡した。
◇サムスンとSKハイニックスのトップ 中国主席との会合に出席
サムスングループ経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子会長とSKハイニックスの郭魯正(クァク・ノジョン)社長が28日、北京で習近平国家主席が主催した世界的企業の最高経営責任者(CEO)らとの会合に出席した。同会合には中国主催の国際会議「中国発展ハイレベルフォーラム」に合わせて訪中した各企業のCEOら約30人が出席した。
◇大統領代行「北は最も退行的な政権」 「西海守護の日」式典で
韓国で2002年に起きた北朝鮮との銃撃戦「第2延坪海戦」などで犠牲になった人たちを追悼する「西海(黄海)守護の日」の記念式典が28日、中部の国立墓地、国立大田顕忠院で開かれた。大統領権限を代行する韓悳洙(ハン・ドクス)首相は式典で、「地球上で最も退行的な北の政権は、今日も朝鮮半島と世界の平和を脅かしている」として、「強力な戦闘力と確固たる対応体制で北のいかなる挑発にも即座に、圧倒的に対応する」と強調した。また「北の政権は権力の世襲だけを追求し、住民の悲惨な生活から目をそらし、核とミサイルの開発に没頭している」として、「『敵対的な二つの国家』を主張して全域を要塞化し、ミサイル発射と全地球測位システム(GPS)妨害電波の発信など威嚇的な挑発を続けている」と非難した。
◇「政権交代を」53%・「与党が政権継続を」34% 世論調査
世論調査会社の韓国ギャラップが28日に発表した調査結果によると、次期大統領選で「政権継続のため与党候補が当選すべきだ」との回答は前回調査(18~20日)より5ポイント下落した34%、「政権交代のため野党候補が当選すべきだ」は前回から2ポイント上昇した53%だった。次期大統領に誰がふさわしいかを尋ねる調査では、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表の支持率が34%で最も高く、金文洙(キム・ムンス)雇用労働部長官(8%)、与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)前代表(5%)と続いた。調査は25~27日に全国の18歳以上の1000人を対象に実施された。
◇最大野党代表が証人尋問3回目の欠席 2度目の過料処分
ソウル中央地裁は28日、ソウル郊外にある城南市大庄洞の都市開発事業に絡み背任罪などに問われた資産管理会社・火天大有の大株主、キム・マンベ氏らの裁判に証人として出廷しなかったとして最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対し、過料500万ウォン(約51万円)を科すことを決めた。李氏が同裁判に証人として出席しなかったのは21日、24日に続き3回目。24日の欠席では過料300万ウォンが科された。裁判では李氏の証人尋問が予定されていたが、李氏が出廷しなかったため9分で閉廷した。