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平壌マラソン控え「撮影エチケット守って」 北朝鮮専門旅行社が注意喚起

【ソウル聯合ニュース】中国・北京にある北朝鮮専門旅行会社「高麗ツアーズ」が28日、北朝鮮で写真や動画を撮る際の注意事項をホームページに掲載し、注目を集めている。

 「北朝鮮を旅するコンテンツクリエーターのための九つの有用な情報」というタイトルのこの文章によると、北朝鮮で写真や動画を撮影することは可能だが、場所や装備、エチケットに関する厳格な規則を守らなければならない。

 高麗ツアーズは「制限区域では撮影せず、現地の慣習を尊重しなければならない」とし、撮影可否が確実でない場合はガイドに確認するよう求めた。

 このほか、現地の人を撮影する際には先に許可を取ること、150ミリ以上のレンズは持ち込まないこと、コンテンツの内容は政治的な話題より文化、歴史、日常生活に重点を置くこと、ドローンは使用しないことなどを呼びかけた。

 北朝鮮は先月末、新型コロナウイルス禍以降初めて西側諸国の団体観光客向けに北東部・羅先経済特区の観光を再開したが、数日後に突然中止した。

 理由は明らかにされていないが、観光客がSNSに写真や感想を投稿したことで北朝鮮の内部事情が外部に伝わることに負担を感じたとの見方が出ている。 

 高麗ツアーズがこのような注意事項を掲載したのは、来月6日に開催される平壌マラソンの参加者が無分別な撮影を行うことを防ぐための措置とみられる。

 平壌で6年ぶりの国際スポーツ行事となる今回のマラソンには、中国、ロシア、イラン、英国、ドイツなど45カ国・地域から参加申請が寄せられた。

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