【ワシントン聯合ニュース】米国務省は27日(現地時間)、韓国南東部で大規模な山火事が発生し、大きな被害が出ていることについて、「山火事による悲劇的な犠牲と莫大な被害が発生したことに哀悼の意を表す」とする報道官声明を出した。
声明は「山火事は人的被害を引き起こしただけでなく、住宅や遺跡を破壊した」とし、「米国はこの困難な時期に同盟国と共にする。在韓米軍も山火事の鎮圧を支援し、被害を受けた地域を支援することを準備している」と明らかにした。そのうえで、「私たちは勇敢な消防隊員の犠牲と、命を失った多くの人々を悼む」と述べた。
米西部カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で1月、大きな山火事が発生したことにも言及し、「米国は山火事で大きな被害を受けた際、韓国が支援したことを忘れていない」とし、「皆さんが私たちと共にしたように、私たちも皆さんと共にする」と強調した。
韓国では今月21日以降、南東部を中心に山火事が相次いで発生し、28日午前6時の時点で28人が死亡し、37人が重軽傷を負った。サッカー場約6万7400面分に相当する4万8150ヘクタールの山林が被害を受け、2000年の東海岸の山火事を上回る過去最大の被害規模となった。