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韓国大統領代行「北は最も退行的な政権」 「西海守護の日」式典開く

【ソウル聯合ニュース】韓国で2002年に起きた北朝鮮との銃撃戦「第2延坪海戦」などで犠牲になった人たちを追悼する「西海(黄海)守護の日」の記念式典が28日、中部の国立墓地、国立大田顕忠院で開かれた。大統領権限を代行する韓悳洙(ハン・ドクス)首相は式典で、「地球上で最も退行的な北の政権は、今日も朝鮮半島と世界の平和を脅かしている」として、「強力な戦闘力と確固たる対応態勢で北のいかなる挑発にも即座に、圧倒的に対応する」と強調した。

 西海守護の日は第2延坪海戦のほか、10年の海軍哨戒艦「天安」撃沈事件と同年の延坪島砲撃事件で戦死した計55人を追悼する日で、16年に政府の記念日に指定された。

 韓氏は「北の政権は権力の世襲だけを追求し、住民の悲惨な生活には目をそらし、核とミサイル開発に没頭している」として、「『敵対的な二つの国家』を主張して全域を要塞化し、ミサイル発射と全地球測位システム(GPS)妨害電波の発信など威嚇的な挑発を続けている」と非難。「ロシアとの違法な武器取引で私たちを狙った武器体系を改良し、新しい様相の挑発を画策している」と指摘した。

 そのうえで、「韓米同盟をさらに強固にし、国際社会との連帯を強化して韓国を狙えないよう確固たる安全保障体制を維持していく」とし、「政府と軍は国民が安心して日常生活を営めるよう万全の準備態勢を整えている」と強調した。

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