スピード違反で逮捕された米国の女子大生のマグショット(逮捕後に撮影される顔写真)が公開され、その容姿がネット上で話題になっている。容姿を褒めちぎって「代わりに保釈金を出してあげるよ」という人まで現れた。
米紙ニューヨーク・ポスト等が19日、報じた。それによると、ジョージア大学に在学する女子大学生リリー・スチュワート容疑者(20)は今月9日、最高速度オーバーのスピード違反容疑で逮捕され、最大1000ドル(約15万円)の罰金が科されるという危機に陥った。
ジョージア州の規定によると、2車線道路で時速120キロ以上、高速道路で同135キロ以上で走行した場合、運転者に200ドルの罰金が科される。一部地域ではスピード違反の罰金が最大1000ドルに達する場合もあり、罰金を払わなければ運転免許が取り消されることもある。
スチュワート容疑者は大学のあるアセンズの隣のモーガン・カウンティーで逮捕された。スチュワート容疑者は当時、制限速度55マイル(時速88キロ)の区域を84マイル(時速135キロ)で走行し、警察に初めて摘発された。警察はスピード違反で切符を切ったものの、スチュワート容疑者の身柄は拘束しなかった。
しかしその後、再び車を運転したスチュワート容疑者はうっかりスピードを上げてまたしても警察に捕まった。スチュワート容疑者は「運転していた道が無意識のうちにスピードが出てしまう田舎道だった」と釈明した。
その後、モーガン・カウンティーの保安官事務所がSNS(交流サイト)でスチュワート容疑者のマグショットを公開。明るい笑顔を見せるスチュワート容疑者の写真を見たネットユーザーたちは「ミス・アメリカを捕まえた」「俺の心を盗んだ罪を犯した」「彼女が何をしたとしても、俺の心は彼女が潔白だと言っている」などと、スチュワート容疑者の容姿を称賛するコメントを書き込んだ。
これに関連し、スチュワート容疑者は自身の写真に対するコメントをシェアした上、動画を編集してTikTokで公開した。スチュワート容疑者「母がフェイスブックで見掛けた私の写真にコメントが500件以上付いていると教えてくれたので、私に注目が集まっていることを知った」として「代わりに保釈金を払ってくれるとメッセージをくれる男性たちもいた」と明かした。
スチュワート容疑者の告訴は棄却され、罰金を払っていないという。
チョン・アイム記者