【ソウル聯合ニュース】韓国南東部の慶尚北道義城郡で２２日に発生し、安東市など４市・郡に広がった山火事で１６人が死亡したことが、２６日分かった。

　山林当局によると、前日午後から現在までに確認された死者は安東市で２人、青松郡で３人、英陽郡で４人、盈徳郡で６人などとなった。

　盈徳郡の死者の一部は高齢者施設の入所者で、前日午後９時ごろ、車で避難中に火事に巻き込まれた。

　英陽郡の死者のうち３人は５０～６０代の男女で、一家で車で避難中に横転事故を起こした。

　当局は、その他の死者は煙を吸い込んで窒息したものとみて、詳しい経緯を調べている。

　消防当局などはヘリコプターなどを投入しているが、強風などの影響で消火活動が難航している。