【ソウル聯合ニュース】所属事務所と専属契約を巡り対立している韓国のガールズグループ、NewJeans(ニュージーンズ)が、事務所を通さない独自の活動を禁じる判断を下した裁判所の決定を受け、活動休止を宣言した。
芸能関係者によると、NewJeansは23日に行った香港公演の終盤に「当分の間、今日のステージが最後の公演になるかもしれません。私たちは裁判所の決定を順守し、全ての活動をストップすることにしました。簡単な決定ではありませんでしたが私たちに必要な選択です」と語った。
NewJeansは昨年11月、ADORの義務不履行などを理由に専属契約の解除を宣言して独自の活動を始めた。先月からはグループ名を「NJZ」に変更していた。
一方、ADOR側は今年1月、5人のメンバーを相手取って事務所を通さない広告契約締結の禁止を求める仮処分を申し立てた。その後、作詞、作曲、歌唱などの音楽活動をはじめとする芸能活動の禁止へと申し立ての趣旨を拡大した。
ソウル中央地裁は今月21日、ADORの申し立てを認め、NJZとしての独自の活動を禁じる判断を下した。地裁はメンバー側の主張や提出された資料だけでは、専属契約解除の理由の発生や相互間の信頼関係が取り返しのつかないほど破綻したことが十分に証明されたとはいえないと判断した。
NewJeansの活動休止宣言は、ADORとの関係は修復できないという意思の表れとみられる。
メンバーのミンジは香港公演で「裁判所の決定とその過程を受け入れつつも、私たちがお互いを守るために声を上げていきます。私たちの選択を後悔しません」と話した。
ヘインは「我慢して(ADORに)残った方がいいのではないかと思う人もいるでしょう。しかし、私たちにとって今回のことは私たち自身を守ることでした。そうしてこそ強くなって戻ってくることができると信じているので私たちの選択を絶対に後悔していません」と強調した。
ミンジは「気持ちを切り替える時間を経てからまた力を出して前に進もうと思います。これが最後ではないということを皆さんに知ってほしいです。私たちは必ず戻ってきますので、そのときは明るい笑顔で皆さんとまたお会いしたいです」と語った。
NewJeansは公演で新曲「Pit Stop」を披露した。