【ソウル聯合ニュース】韓国の人気俳優キム・スヒョンさん(37)と先月亡くなった女優のキム・セロンさん(享年24)が故人の未成年時代に交際していたという疑惑を巡り、キム・スヒョンさんの所属事務所は14日、2人はキム・セロンさんが成人した後の2019年夏から20年秋まで交際していたと明らかにし、未成年時代の交際は事実ではないとの立場を示した。
また、ユーチューブチャンネル「カロセロ研究所」が公開したツーショット写真はいずれもキム・セロンさんの成人後に撮影されたものだと主張した。
さらに、キム・セロンさんが飲酒運転で交通事故を起こした際の賠償金のうち約7億ウォン(約7150万円)をキム・スヒョンさんが肩代わりし、当時同じ事務所に所属していたキム・セロンさんとの契約満了後に内容証明を送って返済を求めたとの疑惑に対しても反論した。
所属事務所は「キム・スヒョン氏はキム・セロン氏に金を貸したことはなく、返済を促した事実もない」とし、キム・セロンさんに返済能力がないと判断した事務所側が債務を返済し、全額を貸倒金として処理したと説明。内容証明は、キム・セロンさんが借金の返済能力がない「回収不能」状態であることを立証するために送ったものだったと明らかにした。
内容証明を受け取ったキム・セロンさんがキム・スヒョンさんに対し、借金を返すので時間がほしいと訴えるメールを送ったことについては「当社を離れた状態だったキム・セロン氏は債務に対する法律的知識が十分でない状態」だったとし、キム・スヒョンさんからメールを転送された事務所側がキム・セロンさんに内容証明の趣旨について説明したと釈明した。
カロセロ研究所は10日、キム・セロンさんの遺族側の証言として故人が15歳のときから6年間キム・スヒョンさんと交際していたと主張。11日にはキム・スヒョンさんがキム・セロンさんの頬にキスしている写真を、12日にはキム・セロンさんがキム・スヒョンさんに送ったメールなどを公開した。
所属事務所は13日、「事実関係を正し根拠のないうわさに対応するために明白な根拠を基に来週立場を表明する」と発表したが、キム・スヒョンさんに対する精神的重圧が続いているとし、一転して翌日に立場を表明した。