【ソウル聯合ニュース】韓国の人気俳優キム・スヒョンさん(37)が、先月亡くなった女優のキム・セロンさん(享年24)と故人の未成年時代に交際していたという疑惑が浮上し、波紋が広がっている。キム・スヒョンさん側は疑惑に反論しており、業界は状況を注視するとの立場だが、俳優としてのイメージに打撃となることは避けられない見通しだ。
ユーチューブチャンネル「カロセロ研究所」は10日、キム・セロンさんの遺族側の証言として故人が15歳のときから6年間キム・スヒョンさんと交際していたと主張した。
キム・スヒョンさんの所属事務所は同日、「明白な虚偽」と反論したが、同チャンネルは翌日、キム・スヒョンさんがキム・セロンさんの頬にキスしている写真などを新たに公開。否定的な世論が強まった。
これを受け、MBCテレビのバラエティー番組「Good Day」に出演中のキム・スヒョンさんの降板を求める声が高まっている。同番組は今後の出演に対する立場を示していない。
キム・スヒョンさんは米ディズニーの動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」のオリジナル韓国ドラマシリーズ「ノックオフ」(原題)にも出演する予定だが、関係者は配信日程は決まっていないと説明した。
広告モデルとしてキム・スヒョンさんを起用した企業も困惑を隠せずにいる。
大型スーパーのホームプラスは、広告契約について「現在のところ変更はなく、正確な状況を確認した後に決定する」との立場を明らかにした。
CJフードビルが運営するベーカリーチェーン「トゥレジュール」はキム・スヒョンさんとの契約が今月で終了するが、延長しないことも検討しているという。
大手化粧品メーカーのLG生活健康は、キム・スヒョンさんが2012年から15年までイメージキャラクターを務めたビューティーブランド「BEYOND」についてユーチューブ公式チャンネルの広告映像を非公開にした。