【TV朝鮮】(アンカー)
現職の女性警察官が有名歌手の自宅住所を調べ出し、勝手に訪ねていくなどの迷惑行為をして職位を解除されていたことが分かりました。この警察官はその後もこの歌手と似た名前の人の自宅も訪ねて不審な行動を続けていました。犯罪が起きたと何百回も虚偽の通報をしたほか、不法侵入まで試みていました。ピョン・ジョンヒョン記者が独自に取材しました。
(記者リポート)
出動した警察官たちが家の玄関ドアを開けようとする女を制止しています。女はしばらく警察官と揉めていましたが、最終的に警察官たちに連れていかれます。
不法侵入を試みていたこの女は、警察官のA氏でした。
A氏は昨年7月から、「この家に人が閉じ込められている」「(この家で)性犯罪が起きている」などと虚偽の通報を繰り返していました。
(建物の関係者)
「訪ねてきて『銃の音がしたんですが、聞こえましたか』と言うので、あなた以外に聞いた人はいません、と伝えましたよ」
有名トロット(韓国演歌)歌手の家だと思い込んで虚偽通報や不法侵入を試みていましたが、実際にこの家に住んでいるのは歌手ではなく、名前の似た一般人でした。
A氏は昨年4月、警察内部の専用ネットワークを利用してこの歌手の自宅住所を調べ出し、実際に家を訪れたことが発覚して職位を解除された状態でした。
女性警察官(A氏)は昨年10月にも虚偽通報をして建物内部をうろつき、警察に逮捕されていました。
A氏は先月、懲戒委員会で警察職を喪失しました。
警察は、ストーカー行為と虚偽通報、不法侵入、公務執行妨害などの罪でA氏を検察に送致しました。
虚偽通報の回数は230回以上にも上っていたことが分かりました。
警察は「女が理解できない主張ばかりしており、犯行のいきさつを把握するのが困難な状態」と説明しました。TV朝鮮、ピョン・ジョンヒョンがお伝えしました。
(2025年3月10日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)