チャンネル登録者数3億6600万人を誇る米国のユーチューバー、MrBeast(本名ジェームズ・ステファン・ドナルドソン)がクローン病を患っていることを告白した。
20日(現地時間)、英紙ミラーなどが報じたところによると、MrBeastは最近、英国の実業家スティーブン・バートレットが手掛けるポッドキャスト「The Diary of a CEO」に出演し、健康問題により日常生活を送るのに支障をきたしていると打ち明けたという。
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MrBeastは「うちの母親は一人でわたしと兄を育てるため、いつも働いていた」とした上で「わたしはクローン病を患っており、幼いころとてもつらかったし、兄にも健康上の問題があった。母親はただ生きようと、わたしたちの世話をしようと努力していた」と語った。
クローン病は、有害なバクテリアに過度に反応する免疫システムにより、腸のあちこちに炎症が生じる慢性炎症性腸疾患だ。あらゆる年齢層で発症する可能性があるが、10代から20代に発症することが多い。
MrBeastはクローン病により、15歳のときには体重が190ポンド(約86キロ)から139ポンド(約53キロ)へと急激に落ちたという。MrBeastは突然体重が減ったことによって筋肉も落ち、それまでしていた野球をやめ、ユーチューブへと方向転換した。
MrBeastは「その当時、一日に8-10回くらいトイレに行っていた。食べ物をまったく消化できなかった」と語った。そして「消化管の炎症がひどく、誰かにお腹をずっと突かれているように本当に痛かった」とした上で「今は食事制限などを通じて症状がやわらぎ、健康を取り戻し、体重は92キロまで増えた」と打ち明けた。
MrBeastは「今は免疫システムを破壊する薬を飲んでいる。わたしの腸が自ら攻撃するのを止めるには、免疫システムを完全にオフにしないといけなかったから」と話し、さまざまなクローン病治療法を試していると説明した。
これに先立ち、歌手ユン・ジョンシンもクローン病で闘病していたことを公表した。ユン・ジョンシンは2012年、バラエティー番組『ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~』(SBS)に出演したとき、「クローン病で小腸がとても狭くなり、60センチ切った。クローン病を中学生のときから患っていたみたいなんだけど、30代後半になって発覚した。中学生のとき、原因不明の下痢や腹痛が生じたんだけど、それが始まりだったようだ」と説明した。
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