【ソウル聯合ニュース】韓国のベテラン歌手で「エレジーの女王」と呼ばれるイ・ミジャ（８３）が５日、ソウルで記者会見を行い、来月さよならコンサートを開き、６６年の歌手生活を終えると発表した。
公演は来月２６、２７の両日、ソウルの世宗文化会館大劇場で開かれる。
イ・ミジャは記者会見で、引退という言葉が好きではないとしながらも、「（来月の公演が）最後だということはお話しできます」と述べた。引退宣言は望ましくないという考えだとし、「歌えなくなったときに静かにやめるのがよいのではないかと思い、引退という言葉は使いません」と説明した。
また、「伝統歌謡がなくならないよう次の世代につなぎ、受け継ぐ人がおり、公演を開催する制作会社があるので、ひとり静かにさよならコンサートで（歌手生活を）終えることができると思いました」と語った。
イ・ミジャは１９５９年にデビューし、１９６０年代の韓国歌謡界のアイコンとして、伝説として活躍した。