北朝鮮 南北航空管制直通電話の遮断図る=現在は正常運営中

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が昨年、韓国との航空管制協力のため運営される直通電話を今年から遮断すると国際民間航空機関(ICAO)に通知していたことが12日、分かった。韓国統一部が明らかにした。

 韓国政府はICAOと協力し、直通電話の維持が必要との立場を伝え、現在、直通電話は正常に運営されているという。

 南北航空管制網の直通電話は南北を行き来する航空機のため、1997年の南北合意に基づき韓国南部・大邱の航空管制所と北朝鮮・平壌の航空管制所に設置された。現在は南北の航路を利用する航空便がないため、実際には利用されていないが、通信網の維持確認のため毎日午前7時に通話が行われている。

 統一部は「南北航空管制網の直通電話は安全な航空運航支援と南北の合意順守のため維持されなければならない」とし、「航空安全に問題がないよう、関係機関と緊密に協議し対応していく」と明らかにした。

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