ソウル西部地裁乱入事件 加担者らの弁護団「道を開けた警察にも責任」

 尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が拘束された19日未明に発生したソウル西部地方裁判所乱入事件加担者の弁護団が、事件を警察の「ずさんな対応」のせいにした。

 この事件で逮捕された容疑者たちの弁護団は26日、「警察の無能と重過失によりいっそう重くなったソウル西部地裁事件の責任を市民や若者たちだけに負わせるべきではない」という見解文を発表した。

【写真】裁判所の窓を割って侵入・事務機器を破壊…暴徒化した尹大統領の支持者

 弁護団は「一部メディアの報道によると、事件が発生する9時間前からそうした兆候を知らせる通報が警察に多数寄せられていたが、警察庁長職務代行を務める李鎬永(イ・ホヨン)警察庁次長は何の対処もせず、むしろ警備人員を減らした」「これは職務放棄に該当する素地がかなりある」と主張した。

 19日はソウル西部地裁に乱入して暴力を振るった尹大統領の支持者たちを阻止しようとした警察官の負傷が続出したが、「なぜまともに阻止できなかったのか」と責任を転嫁したものだ。

 弁護団は「当時、警察が道を開けなかったら市民と若者たちの建物侵入そのものが難しかっただろう」「どんな理由であれ、出入り口の前で警察が慌てて撤収したことも納得しがたい」と述べた。

 その上で、「李鎬永代行は過ちを認め、莫大な被害を受けた同地裁などに謝罪する気持ちを示し、直ちに辞任すべきだ」と主張した。

リュ・ビョンス記者

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