お年玉はいくらが適切? 韓国成人男女3795人を対象に調査 「あげない・もらわない」派も大幅増

韓国NATE、お年玉の適正金額についてアンケート調査
「5万ウォン」「あげない・もらわない」「3万ウォン」「10万ウォン以上」の順

 【NEWSIS】旧正月(今年は1月29日)を前に、今年も例外なくこの質問が聞こえてきた。「お年玉、いくらあげるべき?」。この質問に、韓国国民の10人に4人が「5万ウォン(約5420円)」が適切だと答えた。しかし「あげないし、もらわない」という答えも少なくなかった。

【グラフィック】韓国人に聞きました「お年玉はいくらが適切?」

 SKコミュニケーションズの世論調査サービス「ネイトQ」が韓国の成人男女3795人を対象に「旧正月に最も悩ましいお年玉、いくらが適切か」というアンケート調査を実施した結果、38%が「5万ウォン」が適切だと答えたことが分かった。

 次いで、回答者全体の36%(1388人)は「お年玉をあげないし、受け取らない」と答え、経済的に負担であることをにじませた。2023年のアンケートでは「あげないし、受け取らない」という回答が29%だったが、今回は大幅に増加した。「あげないし、受け取らない」と答えた人のうち41%が女性で、男性(29%)を大きく上回った。

 こうした現象について、SKコミュニケーションズは「ここ数年、景気低迷が続く中、お年玉は単純な伝統ではなく現実的な選択の問題として浮上していることをあらためて示している」「名節(旧正月や旧盆など)の文化に対する見方が男性と女性の間でも異なってきていることが分かる」と説明した。

 また、回答者のうち16%は「3万ウォンが適切」と答え、金銭的負担を減らすべきだという現実的な考えをにじませた。一方、物価高を反映し「10万ウォン以上」と答えた人も7%いた。

 SKコミュニケーションズのメディア・サービス・チームのアン・ジソン・チーム長は「今回のアンケートは、お年玉を巡る経済的負担と伝統的価値の間で認識が変化してきたことをはっきりと示している」とした上で「36%が『お年玉のやりとりをしない』と答えたが、これは景気低迷と現実的な選択の影響を示す指標だ」と分析した。さらに「名節の本来の意味や家族間の情を分かち合う気持ちは依然として重要であるため、それぞれの経済事情にあった方法で名節文化を発展させることが必要だ」と指摘した。

オ・ドンヒョン記者

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