朴槿恵(パク・クンヘ)政権国政介入事件の中心人物・崔順実(チェ・スンシル、改名後はチェ・ソウォン)受刑者に対する名誉毀損(きそん)発言で起訴された元・共に民主党所属議員の安敏錫(アン・ミンソク)被告に、検察が実刑を求刑した。
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23日午後、水原地裁刑事第19単独のソル・インヨン判事の審理で行われた安敏錫被告の情報通信網法上の名誉毀損を巡る結審公判で、検察は懲役1年を求刑した。
検察は求刑理由を「当時、国民的関心が大きな事案だったとはいえ、悪意をもって虚偽事実を流布したことにまで免罪符は与えられない」「国会議員だったのにもかかわらず、自身の犯行により社会に大きな害悪を及ぼすフェイクニュースを広めた」と説明した。
安敏錫被告は最終陳述で「『泥棒を捕まえてくれ』とは言ったが、泥棒を捕まえることもできずに『捕まえてくれ』と言った人を捕まえるというのは不義だと思う」「検察は私を起訴する前に、なぜ隠匿財産を捜査しなかったのかをまず釈明すべきだ」と述べた。
安敏錫被告は2016年、あるラジオ番組で「崔順実がドイツに隠している財産は数兆ウォン(数千億円)ある。資金洗浄(マネーロンダリング)に利用されたドイツのペーパーカンパニーが数百社に達することをドイツの検察が認めた」など、未確認の事実を発言したとして起訴されていた。
判決は3月6日午前10時40分に言い渡される。
キム・ジュンソク記者