◇裁判所で暴動 尹大統領支持者ら56人を逮捕
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の逮捕に反発し、逮捕状を発付したソウル西部地裁などで暴動を起こした尹大統領の支持者ら56人が警察に逮捕された。ソウル西部地裁は21日、検察が逮捕状を請求した58人に対して、令状発付の是非を判断する令状審査を行い、「逃走の恐れがある」として56人の逮捕状を発付した。2人については「逃走や証拠隠滅の恐れがない」として逮捕状の請求が棄却された。
◇捜査機関 取り調べ拒否の尹大統領連行試みるも不発=3回目
尹大統領を内乱容疑で逮捕した独立捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」は検事と捜査官がソウル拘置所を訪問し、取り調べのために尹大統領を強制的に連行しようと試みたが大統領側が拒否し、拘置所での取り調べに応じなかったと明らかにした。公捜処が尹大統領の連行を試みたのは今回が3回目。
◇国会が内乱調査聴聞会を初実施 与党は尹氏捜査を「不当」と主張
国会は尹錫悦大統領の「非常戒厳」宣言を巡る内乱容疑の真相を解明するための国政調査特別委員会の聴聞会を初めて開いた。聴聞会には韓悳洙(ハン・ドクス)首相や朴性載(パク・ソンジェ)法務部長官らが出席。与党は独立捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」による尹大統領の内乱容疑の捜査は不当であり、尹大統領を逮捕したのも違法だと主張した。特別委員会は聴聞会の証人として採用されたが出席しなかった尹大統領や金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官ら7人の「同行命令書」を野党主導で発付した。
◇24年11月の出生数14.6%増 14年ぶり高水準
統計庁が発表した「人口動向」によると、2024年11月の出生数は2万95人で前年同月比14.6%(2565人)増加した。増加幅、増加率ともに2010年11月(6146人、17.5%)以来の高水準となった。昨年1~11月の出生数は22万94人で、前年同期(21万3723人)を上回った。12月もこのような傾向が続けば、昨年の年間出生数は9年ぶりにプラスに転じる見通しだ。統計庁の関係者は「これまで出生数が大幅に減少した反動と、22年8月から続いた婚姻件数の増加傾向が出生数の増加につながったとみられる」と分析した。
◇旧正月の帰省ラッシュ 渋滞ピークは24日午後5時
今年の旧正月(今年は1月29日)連休の帰省ラッシュによる高速道路の渋滞は、連休開始前日の24日午後5時ごろにピークに達すると予想されることが分かった。地図サービスのTマップなどによると、主要高速道路のソウルから主要都市までの予想所要時間は釜山が最大6時間51分、光州は最大5時間18分、大田が最大4時間37分となっている。渋滞は24日夜には解消され、25日午前0時には平常時の水準に戻る見通しだ。