尹氏の「強制取り調べ」検討 勾留期限来月まで延長も=捜査機関

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を逮捕した独立捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」は20日の記者会見で、「逮捕後に2度出頭を要求したが(尹氏は)いずれも応じなかった」とし、取り調べを受けさせるため強制的に公捜処に連行することを有力に検討していると述べた。 

 公捜処は、尹氏が収監されている拘置所で取り調べを行う可能性も排除していないものの、対面での取り調べが急がれることを踏まえて強制的に連行しての取り調べを検討していると説明した。尹氏は逮捕当日の19日に続き、2日連続で出頭を拒否した。

 尹氏の勾留期限は今月28日で、裁判所の許可を得て2月7日まで延長される見通しだ。ただ、正確な勾留期限や送検のタイミングは検察と協議を続けるという。

 一方、尹氏に対する逮捕状発付の是非を判断するため18日にソウル西部地裁で行われた令状審査の終了後、公捜処の捜査チームの車がデモ隊から攻撃を受けたことについては「警察の協力を得て捜査チームによる身辺保護の手続きが行われると承知している」と明らかにした。

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