逮捕の尹大統領 2月に起訴・8月に一審判決の見通し

【ソウル聯合ニュース】内乱を首謀した容疑などで19日に逮捕された韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は約20日間の取り調べを受けてから、来月初めに起訴される見通しだ。逮捕状は独立捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」が請求したものの、同機関は法令上、起訴する権限を持たないため検察の特別捜査本部が起訴するとみられる。一審判決は、被告人を最大6カ月間拘束できることなどから、8月初めに出ると予想される。

 同期間内に一審判決が出なければ、尹大統領は釈放された状態で裁判を受けることになる。

 このため、裁判所も期間内に判決を出すとみられる。ただ尹大統領側が、捜査機関が確保した証拠に同意せず、証拠採用のため関連者すべての証言を聞くことになると、裁判は遅れることもあり得る。

 裁判で内乱を首謀した罪に対し有罪が認められれば、尹大統領は無期懲役か死刑を言い渡される可能性がある。減刑の理由があれば、有期懲役刑か有期禁固刑になることもあり得る。

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