尹大統領弁護団 捜査機関トップらを内乱容疑で告発

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弁護団は16日、尹氏を拘束した独立捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」の呉東運(オ・ドンウン)処長や警察庁国家捜査本部の禹鍾壽(ウ・ジョンス)本部長らを内乱の容疑で刑事告発したと明らかにした。

 弁護団は呉氏らが軍事機密保護法上の軍事機密である大統領公邸施設への侵入を謀議したと主張。3700人以上の警察官を動員して公邸への侵入を試み、軍事上・職務上の機密保持を必要とする場所・物は責任者の承認なしに押収・捜索できないと規定する刑事訴訟法を無視して軍事施設に侵入し、大統領を拘束したと批判した。

 そのうえで、「これは国家権力を排除した内乱罪に該当し、特殊公務執行妨害や職権乱用権利行使妨害、軍事機密保護法など数々の犯罪を犯した」として、「法治主義を崩壊させる公権力の行使」と主張した。

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