【ソウル聯合ニュース】韓国防衛事業庁は14日、中部・大田市内の国防科学研究所で長距離地対空誘導兵器「L―SAM」より高高度でミサイルを迎撃する「L―SAM―II」のシステム開発事業着手会議を開催したと発表した。
L―SAMは昨年11月末に開発が完了し、近く量産に入る予定だ。
L―SAM―IIは国防科学研究所の主管で研究開発を行い、L―SAMより高い高度で北朝鮮のミサイルを迎撃する誘導弾を確保する事業。2028年までに約5677億ウォン(約610億円)を投資し、国内19社と共同開発に乗り出す。
L―SAM―IIの戦力化が完了すれば、敵の弾道ミサイルが下降する終末段階の上層でミサイルを迎撃する機会が増え、迎撃の成功率が高まる。また射程距離が伸び、L―SAMに比べ防衛範囲が約3~4倍に拡大すると期待される。