尹氏の拘束阻んだ警護処幹部 3度目出頭要請にも応じず=警察が拘束令状請求へ

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する拘束令状執行の妨害を主導したとして特殊公務執行妨害の疑いが持たれている大統領警護処のイ・グァンウ警護本部長が13日、警察の国家捜査本部による3度目の出頭要請に応じなかった。

 捜査本部はイ氏が逃走する恐れがあるとして、拘束令状を請求する方針だ。

 イ氏は警護処のキム・ソンフン次長と共に同処の代表的な強硬派とされる。キム氏も3度の出頭要請に応じず、警察が身柄の拘束を検討している。同氏は朴鍾俊(パク・ジョンジュン)前処長の辞任を受けて警護処長職務代行を務め、尹大統領に対する2度目の拘束令状執行の妨害計画を主導している。

 警護処の穏健派とされる朴氏は10、11の両日に続き、13日にも警察の出頭要請に応じた。朴氏は出頭前、「捜査に誠実に臨む」と述べた。朴氏と共に穏健派とされる警護処のイ・ジンハ警備安全本部長も11日に警察に出頭した。現在までに警察の出頭要請に応じた警護処の幹部は朴氏とイ・ジンハ氏の2人のみだ。

 朴氏とイ・ジンハ氏は警察の調べに対し、金氏が尹大統領に対する2度目の拘束令状執行の際には武器を使用するなどの強硬な対応を計画していると供述したようだ。

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