ウクライナが捕虜にした北朝鮮兵「相当数の兵が失われた」 韓国情報機関

【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関の国家情報院(国情院)は12日、ロシア西部クルスク州で北朝鮮兵2人がウクライナの捕虜になったことを確認したと明らかにした。捕虜となった北朝鮮兵は戦闘で「相当数の兵力が失われた」と証言した。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は11日(現地時間)、同州で北朝鮮兵2人を捕虜にしたと明らかにしていた。国情院はウクライナ情報機関の保安局(SBU)と緊密に協力して関連情報を共有するとしている。

 同院によると、捕虜になった2人は負傷しているが命に別状はない。

 そのうち1人は調べに対し昨年11月にロシアに到着し、軍事訓練を1週間受けた後、戦場に移動したと証言。戦争ではなく訓練に行くと思っていたが、ロシア到着後に派兵されたことを知ったという。また、戦闘で相当数の兵力が失われたと話した。

 ゼレンスキー大統領は通信アプリのテレグラムで、北朝鮮兵2人をキーウに移送し、SBUが取り調べを行っていると明らかにした。国情院がウクライナ当局と情報を共有する予定だとしていることから、取り調べに韓国政府が加わる可能性も指摘される。

 

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