韓国の冬を代表する「華川ヤマメ祭り」開幕 初日に約11万人来場

【華川聯合ニュース】韓国を代表する冬のイベント「2025華川ヤマメ祭り」が11日に北部の江原道華川郡で開幕した。2月2日まで。

 2003年に初開催されたヤマメ祭りは今や毎年100万人以上が訪れる世界的な祭りに成長した。

 祭りを主催・主管する華川郡と財団法人ナラの集計(暫定値)によると、初日の来場者数は10万9000人余りで、このうち外国人観光客は約4700人。

 朝の最低気温が氷点下16.5度まで下がった厳しい寒さにもかかわらず、メインプログラムのヤマメ釣りが楽しめる氷上釣り場は午前8時半の開場から午前中はほぼ満席となり、にぎわいを見せた。

 会場では焼いたヤマメを味わいながら祭りを満喫できる。雪そりをはじめ場内の体験イベント場も観光客でにぎわった。

 同郡は祭りの開催期間中に観光客を呼び込むため、会場周辺に位置し、数万個のランタンがともるランタン通りで週末に多彩な公演も開催する。

 祭りのクライマックス、ヤマメのつかみ取りも大人気で、この日は気温が氷点下2度に上昇した午後から開催された。体験場では参加者が半袖、半ズボン姿でつかみ取りを楽しんだ。

 午後5時40分からは祭りの開幕式が行われ1000人を超える観光客が参加した。崔文洵(チェ・ムンスン)郡守(郡の首長)の開幕宣言に続き、花火が打ち上げられた。

 同郡は今年の祭りの重点を「安全な祭り」に置いている。開催期間中は毎日氷の厚さを点検し、会場の安全確保に万全を期す。

 崔郡守は「観光客が安全な環境で祭りを楽しみ、満喫できるよう最善を尽くして準備した」と述べた。

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