【ソウル聯合ニュース】韓国のチャン・ジェヒョン監督によるオカルト映画「破墓/パミョ」がアジア全域版アカデミー賞とされる「第18回アジア・フィルム・アワード」(AFA)で最多の11部門にノミネートされた。主催するAFAアカデミーが10日、発表した。
「破墓」は最高賞の作品賞をはじめ、監督賞、主演男優賞(チェ・ミンシク)、主演女優賞(キム・ゴウン)、新人俳優賞(イ・ドヒョン)などにノミネートされた。
全作品のうち、香港アクション映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」(9部門)を抜き、最多部門でノミネートされた。
「破墓」は「プリースト 悪魔を葬る者」(2015年)、「サバハ」(2019年)のチャン・ジェヒョン監督の新作。大金をもらって怪しい墓を改葬した風水師と葬儀屋、シャーマンたちに起こる奇妙な出来事を描いた。韓国では昨年2月に公開され観客動員数1191万人を記録した。
韓国の俳優ではそのほか、イム・ジヨンがオ・スンウク監督の「リボルバー」で助演女優賞にノミネートされた。
AFAは釜山、東京、香港の三つの国際映画祭がアジア映画発展のために設立したAFAアカデミーの主催で毎年開かれる。授賞式は3月16日に香港で開催される。