韓国 きょうのニュース(1月9日)

◇尹氏の拘束阻止に軍動員できないと伝達 国防部

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の拘束令状の執行を巡り、国防部が大統領警護処に対し、大統領公邸の警備を担う陸軍首都防衛司令部の第55警備団を動員して令状の執行を阻んではならないと伝達し、大統領警護処がこれを了承したことが9日、分かった。国防部は第55警備団の主な任務が大統領公邸周辺の警備であるため、尹大統領の拘束を阻止するために動員されるのは不適切という立場だ。

◇10日朝が寒さのピーク 氷点下20度以下のところも

 気象庁は、10日朝まで厳しい寒さが続いた後、12日に平年並みの気温に戻り、来週後半から再び寒くなるとの予想を発表した。現在、韓国の西側には勢力の強い大陸高気圧、北東側には低気圧がある。9日夜から10日にかけて北から冷たい空気が流れ込み、放射冷却も加わって寒さがピークに達する見通しだ。10日の最低気温は氷点下21~氷点下5度で、9日(氷点下14~氷点下4度)を下回ると予想される。

◇尹大統領の弾劾に62%が肯定的 否定派は33%

 韓国の調査会社4社が6~8日に実施した世論調査で、尹錫悦大統領の弾劾審判において憲法裁判所は弾劾を認めて罷免すべきだとする意見が62%、弾劾を棄却して職務に復帰させるべきだとする意見が33%を占めた。3日に行われた尹大統領に対する拘束令状の執行は大統領警護処などの抵抗により中止となったが、大統領の拘束について「必要な措置」と答えたのは59%、「行き過ぎた措置」という意見は37%だった。

◇女性信者に性的暴行の宗教団体教祖 懲役17年の判決確定

 女性信者に性的暴行を加えたとして準強姦や強制わいせつなどの罪に問われた宗教団体「キリスト教福音宣教会」(通称JMS、摂理)総裁の鄭明析(チョン・ミョンソク)被告(79)に対し、懲役17年の判決を言い渡した判決が大法院(最高裁)で確定した。鄭被告は2018年2月から21年9月まで、中部の忠清南道錦山郡にある同団体の施設などで香港人の女性信者に対し性的暴行を加えたほか、オーストラリア人や韓国人の女性信者にわいせつな行為をした罪で起訴された。

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