■音声収集を防ぐには
韓国国内でも音声の無断収集を巡る疑惑の指摘が続いている。昨年10月、国会での国政監査で共に民主党の韓玟洙(ハン・ミンス)議員は「グーグルとユーチューブが顧客の音声情報を過度に収集している」と主張した。韓議員は特定のゲームを話題にしたら、ユーチューブにゲームの広告が表示されたという情報提供内容も公開した。これに対し、グーグルコリアは「グーグルは音声情報を収集、活用していないと本社から確認を受けた」と説明した。
最近数年間、ユーザーの話を誰かが聞いているかのようなパーソナライズド広告が問題となっており、欧州連合(EU)がそれを規制すると、グーグル、アップルなどはユーザーのデータを活用したパーソナライズド広告を遮断したり、音声データを収集できないようにする機能を追加したりしている。
真っ先に方針を変えたのはアップルだ。アップルは2021年にアプリをインストールするたびに「個人情報収集の可否」に同意を求めることにした。 プライバシー侵害を懸念したユーザーが個人情報提供の拒否を選択し、広告収入が打撃を受けたメタ(フェイスブックとインスタグラムの運営会社)がそれに公に反発した。
スマートフォンメーカーはパーソナライズド広告と音声収集をオフにする方法を公開している。スマートフォンの設定を変え、マイク機能をオフにすればよい。
チャン・ヒョンテ記者