【動画】弾薬を自動補給する様子

 ハンファ・エアロスペースのK9自走砲を運用する国が世界的に増える中、K9とパッケージの形態で輸出されるK10弾薬運搬装甲車が輸出の隠れた「功臣」として活躍している。K10は、重さ40キロ相当のK9用155ミリ弾薬をK9に自動供給する役割を担うが、ロボット型の弾薬運搬車両の開発に成功したのは世界でもハンファ・エアロスペースが初めてだ。

 K10は、完全自動化された制御システムを通してK9自走砲の性能を最大化する自動化ロボット型弾薬運搬専用装甲車だ。通常、1門から3門のK9に1両のK10という比率で運用する。K10はK9の基本車体に弾薬補給装置などを組み合わせた形態をしており、K9水準の機動性と防護能力を兼ね備えている。

 K10は弾薬104発と装薬94発、併せて198発を搭載できる。これは、K9自走砲におよそ2回補給できる量だ。K10の前方に付いている移送機は、K9の後端に付いている弾薬積載台と結合し、毎分12発以上の弾薬補給ができる。これは、兵士が手で運んで補給するのに比べて補給の所要時間を10分の1に短縮する。K10には自動制御システムも搭載され、弾薬の在庫管理や故障の自己探知・診断等も可能だ。【動画は国防広報院】

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい