【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が27日、弾劾審判を受けるために必要な弁護団を選任し、同日の弁論準備手続きを皮切りに本格的な対応に乗り出す。
尹大統領側はこの日午前、記者団に対し、裵輔允(ペ・ボユン)弁護士をはじめとする弁護団が憲法裁判所に選任届を提出し、午後2時に開かれる弾劾審判の弁論準備期日に出席する予定だと明らかにした。
裵氏は憲法研究官出身で、朴槿恵(パク・クネ)元大統領が弾劾訴追された際に憲法裁の広報官を務めた。
弾劾審判をはじめ、「非常戒厳」の宣言など内乱容疑の刑事事件を弁護する弁護団の代表は金洪一(キム・ホンイル)前放送通信委員長が務める。
また、弾劾審判と高位公職者犯罪捜査処による捜査への対応にあたり尹大統領の主張を代弁する広報担当は大検察庁(最高検)の反腐敗捜査部長、大邱高等検察庁長などを務めた尹甲根(ユン・ガプグン)弁護士が引き受ける。
尹大統領の弾劾訴追案は14日の国会本会議で可決され、憲法裁に議決書が提出された。
今回弁護士が選任されたことで、27日午後2時から開かれる憲法裁の最初の弁論準備期日をはじめ、書類の送達などの手続きは正常に行われる見通しだ。