韓国・大邱で朴正熙元大統領の銅像除幕式 反対派が集会も

【大邱聯合ニュース】韓国南東部・大邱市は23日午後、東大邱駅前の広場で朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の銅像の除幕式を開いた。一方、像の設置に反対する市民団体は広場で集会を開き、撤去を求めた。

 像は高さ3メートルで、大統領在任中の1965年に稲を手にしてほほ笑んだ際の姿で制作された。大邱市は朴氏が農村経済を活発化させ、貧困を克服した指導者として評価されていることを反映したと説明した。同市の洪準杓(ホン・ジュンピョ)市長は「歴史的な人物を評価する際は過ちばかりを掘り起こすのではなく、功があればたたえることが道理」と述べた。

 銅像設置に反対する地元の市民団体は広場で集会を開催し、朴氏の親日・独裁などを指摘し、像の撤去や洪氏の辞任を要求した。

 警察は反対派が銅像に何らかを投げつけることを防止するため、網を設置した。反対派は除幕式が終わるまで銅像の撤去を求めたが、大きな衝突はなかった。

 銅像の設置に賛成する保守系団体も広場で集会を開き、「『朴正熙精神』を引き継ごう」などとシュプレヒコールを上げた。

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