国民の力幹部、韓東勲前代表の辞任の弁にチクリ「追い出されたのではなく信任を得られなかった」

 韓国与党「国民の力」の金在原(キム・ジェウォン)前最高委員が17日、同党の韓東勲(ハン・ドンフン)代表が辞任したことについて「追い出されたのではなく、自ら信任を得られなかったのだ」と主張した。

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 金・前最高委員はこの日、韓国MBCのラジオ番組『キム・ジョンベの視線集中』に出演し「韓東勲代表は『最高委員5人が全員辞任してしまい、最高委が崩壊した。だから追い出された』という表現を使ったが、自身と親しい方々もこの状況ではこれ以上最高委員の職を続けることはできないと判断し、辞任した」とした上で、上記のように述べた。

 その上で「どんなことに対しても被害意識が強く、常に自分だけが正しいという立場で、相手の欠点をあげつらうことにばかり集中しているから、そういう表現を使ったのだと思う」と続けた。

 金・最高委員はさらに、非常対策委員長の人選プロセスについて「韓東勲代表は少数派だから追い出された、そのような主張をする可能性が高い」と述べ、そうした点に考慮しながら非常対策委員長を慎重に選出すべきだと主張した。

 金・前最高委員は「今日や明日すぐに急いで行う必要はなく、もう少し共感を得ながら進めれば十分可能ではないだろうか」と述べた。

 尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾の可能性については「(戒厳が)違法だとしても、国民の多数によって選出された民主的正当性を持つ大統領を罷免するほどなのか、その可否については憲法裁判所でもさまざまな判断に基づく意見が出る可能性がある」との考えを示した。

キム・ハリム記者

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  • ▲国民の力の金在原・前最高委員。/聯合ニュース

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