「ロシア軍に配属された北朝鮮兵の誤射により、ロシア軍に被害が発生した」という報道があった。
これは、ウクライナ紙「キーウ・ポスト」が14日(現地時間)、ウクライナ国防省情報総局(HUR)の話として、「クルスクでロシア軍と共に戦っていた北朝鮮兵が誤射し、ロシア兵8人が死亡した」と報道したものだ。
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HURでは、今回の事件が北朝鮮兵の派兵初期から取りざたされていた「言葉の壁」による問題のためだと推定している。
HURはまた、「ロシアは北朝鮮兵の配置地域ではロシア軍の携帯電話を押収し、検閲を経るなどの特別措置を取っている」と主張している。
ただし、キーウ・ポストは「HURの主張を自主的に確認することはできない」としている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、「ウクライナ軍が進撃したロシアのクルスク地域で、相当数の北朝鮮兵が作戦に投入された」と明らかにした。
ロイター通信は「ゼレンスキー大統領は同日の定例演説で、『ロシアは我が軍をクルスク地域から追い出すために“相当数”の北朝鮮兵を動員し始めた。ロシアは北朝鮮兵を自軍の部隊に統合し、クルスク内の作戦に投入している。現在のところ、クルスク内の作戦にのみ北朝鮮兵が配置されている』と述べた」と報道した。
ゼレンスキー大統領はまた、ロシア軍の北朝鮮兵作戦動員は、3-4カ月にわたる戦争で新たな緊張激化の局面を生むとした上で、「我々は北朝鮮兵を含め、いかなる脅威にも対抗して戦う」と述べたとのことだ。
ゼレンスキー大統領はこれより前にも、「北朝鮮軍は目に見えて損失を出し始めている」と述べたが、具体的な数値は提示していない。
イ・ジョンミン記者