【ソウル聯合ニュース】韓国科学技術情報通信部は15日、11月の情報通信技術(ICT)分野の輸出額は前年同月比14.8%増の205億ドル(約3兆1540億円)だったと発表した。8月から4カ月連続で200億ドルを上回ったが、増加率は20%台だった最近3カ月と比べ鈍化した。
輸出の主力品目の半導体、コンピューター・周辺機器が輸出をけん引する状況は依然続いている。
人工知能(AI)ブームに伴うサーバー投資の拡大と広帯域メモリー(HBM)の需要が高まった半導体メモリーの輸出額は52%増の79億6000万ドルを記録した。システムLSI(大規模集積回路)は1.9%増の39億6000万ドルだった。
半導体全体の輸出額の増加率は30.3%で、13カ月連続で2桁の増加を記録した。
1~11月の半導体の累計輸出額は1275億ドルで、過去最高を更新した。
11月はコンピューター・周辺機器のうちソリッド・ステート・ドライブ(SSD)の需要が高まり、98.6%増の11億5000万ドルだった。ただ、ディスプレーの輸出額は16億7000万ドルで20.1%減少した。
携帯電話の輸出額は6.2%減の14億5000万ドルだった。部品需要が減少したことが響いた。
通信装備(装置・設備)の輸出額も3.8%減の2億ドルとなった。
一方、ICT分野の輸入額は124億4000万ドルで、11月の貿易収支は80億6000万ドルの黒字だった。