韓国選管、祖国革新・曺国代表の議員失職翌日にペク・ソンヒ教授の繰り上げ当選決定…弾劾採決参加へ

 韓国野党・祖国革新党の曺国(チョ・グク)代表に懲役2年の実刑判決が確定し、国会議員の身分が剥奪(はくだつ)されたことを受け、同党の比例代表候補13番のペク・ソンヒ氏が13日に繰り上げ当選することになった。ペク・ソンヒ氏はソウル神学大学社会福祉学科教授。

【写真】曺国氏と並んで写真を撮るペク・ソンヒ教授

 中央選挙管理委員会は同日「祖国革新党の比例代表国会議員名簿13番のペク・ソンヒ教授を曺国元代表の失職により繰り上げ当選とすることを決めた」と発表した。

 公職選挙法によると、比例代表の国会議員に欠員が生じた際には、欠員通知を受けてから10日以内に、欠員となった議員がその選挙当時所属していた政党の比例代表候補者リストの順位に従って繰り上げ当選者を決定する。祖国革新党は先日の国会議員選挙の比例代表候補は12番まで当選していた。ペク・ソンヒ教授は比例順位13番目だった。

 この結果、ペク・ソンヒ教授は14日に行われる尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領弾劾訴追案の採決に参加できる見通しとなった。曺国元代表失職に伴う繰り上げ当選が遅れた場合、尹大統領弾劾訴追案の可決に必要な与党・国民の力の離脱票が8票から9票に増えるとされていたが、選挙管理委員会の今回の決定で可決に必要な国民の力の離脱票は引き続き8票となりそうだ。

 祖国革新党の新しい代表には首席最高委員のキム・ソンミン議員が就任する。

ユ・ビョンフン記者

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  • ▲祖国革新党の曺国(チョ・グク)代表が国会議員の身分を喪失したため繰り上げ当選となった同党のペク・ソンヒ議員。写真は第419回国会第3回本会議で挨拶するペク・ソンヒ議員。13日撮影。
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