【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を内乱などの容疑で捜査している警察の国家捜査本部の関係者は13日の記者会見で、尹大統領の逮捕状請求について、「内部的に検討している」と明らかにした。
大統領公邸の家宅捜索や尹大統領の通信履歴を確認するための令状請求、尹大統領に対する出頭要求なども検討しているという。
警察は裁判所から令状を取り、11日に大統領室の家宅捜索に乗り出したが、大統領警護処は公務・軍事上の秘密などを理由に拒否し、一部資料のみ任意で提出した。警察は関係者の供述などを踏まえ、尹大統領を内乱の首謀者と判断しており、関係先の家宅捜索を続けるとみられる。
同関係者は再び大統領室の家宅捜索に着手する可能性について、「令状を再執行するか、令状を新たに請求するかを検討している」と述べた。捜索令状の有効期限は通常1週間以内で、執行できず期限が切れる場合は再び令状を請求する。