【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が11日に発表した雇用動向によると、11月の失業率は2.2%で前年同月に比べ0.1ポイント改善した。失業者数は65万6000人で同2万1000人減少した。
11月の就業者数は2882万1000人で、前年同月と比べ12万3000人増加した。前月の増加幅(8万3000人増)と比べるとやや増えたが、内需を中心に全般的に雇用不振が続いている。
就業者数の増加幅は年初は20万~30万人台だったが、5月に8万人と急減。その後も10万人前後で低迷している。
11月の就業者を産業別にみると、建設業、卸・小売業、製造業で不振が目立った。建設業は9万6000人の減少で7カ月連続のマイナスとなった。卸・小売業は8万9000人減った。製造業の雇用は9万5000人減少。減少幅は昨年4月以来の大きさだった。
統計庁の担当者は製造業の雇用について、「5カ月連続で減少しており、電子部品や衣服、紙・パルプなどの減少が大きい」と説明した。
11月の15~64歳の就業率は前月と同じ69.9%で、前年同月より0.3ポイント上昇した。