「大統領弾劾」に現実味 韓国の株価急落

【ソウル聯合ニュース】韓国与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の早期職務停止を求めるなど「大統領弾劾」が現実味を帯びたことを受け、6日の韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)は急落した。

 午前11時15分現在、KOSPIは前日比19.01ポイント(0.78%)安の2422.84で推移している。この日は前日比9.75ポイント(0.40%)高の2451.60で寄り付き、強含みで推移していたが一転して下げた。一時は1.7%以上下落して2400を割り込んだ。

 新興企業向け株式市場コスダックの午前11時15分現在の指数は前日比18.65ポイント(2.78%)安の652.29。コスダックは一時644.39まで下がり、取引時間中では2020年5月4日(635.16)以来4年7カ月ぶりの安値となった。

 韓氏は尹大統領について、非常戒厳の宣言当日に主要政治家などを逮捕するよう指示したとして職務停止を要求。前日から一転し、7日に採決が予定されている尹大統領の弾劾訴追案に賛成する意向を示唆した。政局が急展開する中、個人投資家を中心に投資心理が動揺しているものとみられる。 

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