【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの地下鉄1~8号線を運営するソウル交通公社の労使は6日未明、賃金・団体協約交渉を妥結した。労働組合は同日始発からストライキに突入する予定だったが、交渉妥結を受けストを撤回した。
ソウル交通公社最大の労組、第1労組は同日午前2時ごろ、公社側と合意書に署名した。合意文には約630人の新規採用を早期に実施するとの内容が盛り込まれた。賃上げは今年の公共機関の人件費上昇率である2.5%で合意した。
その後、第2労組、第3労組も相次いで交渉を妥結した。合意案は大枠で第1労組と同じだが、勤務条件など詳細な内容は異なる。
今年7月時点で労組別の組合員の割合は第1労組が60.0%で最も多く、第2労組が16.7%、第3労組が12.9%となっている。
労組がストに突入する場合、5日に始まった全国鉄道労働組合(鉄道労組)のストと重なり、地下鉄の運行に大きな影響が出る恐れがあった。