韓国与党「国民の力」所属の釜山市議会議員が、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による「非常戒厳」宣布を支持すると明らかにしながらも、戒厳令が6時間で解除されたことに「気が抜けた」と投稿した。
国民の力所属の朴鍾喆(パク・チョンチョル)釜山市議(機張郡選挙区)は3日午後11時16分、自身のSNS(交流サイト)で「大統領の戒厳令宣言を積極的に支持・共感し、従北スパイ勢力を排除して自由大韓民国守護のために行政府のまひを阻止しなければならない」と主張した。
尹大統領が「従北反国家勢力を一挙に排除する」と非常戒厳を宣布してから1時間もたたないタイミングだ。
朴市議は「身内に不幸があったが了承を得て明日ソウルに向かい、賛同する」「救国の意志で積極的に賛同し、尹錫悦大統領の決断に重ねて敬意を表する」とつづった。
ところが翌日未明、国会による戒厳解除要求決議を受けて尹大統領が非常戒厳を解除すると、朴市議は「気が抜けた」とつづった。
朴市議はこの日午前8時、SNSに「主要な側近たちも知らず、執権与党の指導部も知らない、わずか6時間のハプニングで終わったことに気が抜けて、戒厳令の解除で全てのことが日常に戻ることになった」とつづった。その上で「国民の力の責任党員として現在の事態を嘆いている」と続けた。
ムン・スビン記者