ソウル市の民生司法警察局は、基準値の最大1500倍超の細菌が検出されるなど基準と規格に違反している衛生おしぼり(貸しおしぼり)業者7社を摘発した。
民生司法警察局は今年8-10月、貸しおしぼりを洗濯・殺菌・消毒して包装または貸与しているおしぼり処理業者17社を対象に、現場での取り締まりと回収検査を実施した。
このうち、作業環境が劣悪と判断された11社のおしぼりを回収してソウル市保健環境研究院に蛍光増白剤・大腸菌・細菌の検査を依頼した。
検査の結果、蛍光増白剤が基準値を超えて検出されたのは4社だった。
蛍光増白剤はおしぼりをより白く見せるための化学物質で、この物質に長くさらされるとアトピーやアレルギー症状が出る可能性がある。子どもの場合は機能性消化管障害を誘発する恐れもある。
細菌数は全ての業者で基準値の3倍から最大で1500倍超検出された。
衛生用品の基準と規格に違反した場合、衛生用品管理法に基づき1年以下の懲役または1000万ウォン(約107万円)以下の罰金刑に処せられる可能性がある。
民生司法警察局のクォン・スンギ局長は「問題のあった業者を立件して捜査する一方、今後も市民生活に密接に関わりのある衛生用品関連の違法行為を捜査する」と説明した。
カン・サング記者