「北朝鮮を眺めながらコーヒー1杯」…北までわずか1.4キロの韓国側展望台にスタバがオープン

　京畿道金浦市は11月29日、北朝鮮を見下ろすことができる月串面の愛妓峰平和生態公園展望台にスターバックスがオープンしたと発表した。

　北朝鮮とわずか1.4キロしか離れていないこの展望台からは北朝鮮開豊郡の村や松岳山を見ることができる。スターバックスが入る愛妓峰展望台2階は広さが136平方メートル（約40坪）だ。

【写真】「北朝鮮が見える」…韓国側展望台にオープンしたスターバックス

　金浦市はスターバックスと共同でグッズやシグネチャードリンクなどの記念品も販売する予定だ。また愛妓峰に文化・芸術イベントや国際会議が開催できる複合文化施設を新たに建設し、モノレールを設置するなど拠点観光団地開発の構想も進めている。

　金浦市はスターバックスオープンを記念し30日には愛妓峰でポップフェラ、マジックショー、国立現代美術館の所蔵品展示、国立劇場のメディアアートプログラムなど夜間にも特別文化イベントも開催する。

　金浦市の金秉洙（キム·ビョンス）市長は「地球村で唯一無二の風景と美しい日没を鑑賞できるこの場所が、離散家族の痛みと家族の温かさを共有できる名所になることを願っている」「愛妓峰が今後さらに確固たる世界的な観光名所として生まれ変われるようにしたい」とコメントした。

金浦＝キム・ヒョンス記者