ソン・フンミンの父に5億ウォン要求した男性、控訴審でも有罪【独自】

 サッカー韓国代表選手の孫興民(ソン・フンミン)さんの父親でSONサッカーアカデミー監督の孫ウンジョンさん(62)を児童虐待の疑いで告訴し、示談金5億ウォン(約5490万円)を要求した男性K被告(44)に対し、二審の仁川地裁が今月15日、ストーカー行為や虚偽告訴などの罪で執行猶予付きの懲役刑を言い渡していたことが分かった。

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 法曹界によれば、仁川地裁は一審と同じ懲役1年6月、執行猶予3年の判決を下した。同地裁は「被告と検事が主張する量刑不当の理由の大半は、下級審が十分に考慮している。下級審の量刑が過度に重いまたは軽いため不当だとは言えない」とした。

 K被告は自身の息子が孫監督から頻繁に激しい悪口を言われたことや、首筋をつかまれて押されたなどと主張し、今年3月に孫監督を児童虐待の疑いで告訴した。その後、「孫興民選手のイメージマーケティングする費用がいくらかかるのか、カネがもったいないのか」などとして、孫監督に示談金5億ウォンを要求したという。SONサッカーアカデミー関係者は「アカデミー側がK被告に対する厳罰を求める嘆願書を提出したと聞いている」と話した

 本紙の取材を総合すれば、K被告は2016年、賭博容疑で本人の口座が差し押さえられる危機に直面すると、知人の口座に資金を入金してインターネット賭博を続け、「口座振込などの手口で知人から損害を受けた」とする虚偽告訴を行った疑いでも起訴されている。

 また、K被告は他の被害者に対し、2021年11月から2022年6月にかけ103回にわたり、「ない話をでっち上げて人のことをぐちぐち言うな」「警察の聴取でも受け、罪を犯したならば罰を受けろ。罪がなければ処罰されないだろう」などといった携帯メールを送りつけたストーカー容疑でも起訴された。

 一連の容疑でK被告は昨年10月、一審で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた。K被告には保護観察と120時間の社会奉仕、40時間のストーキング予防講義の受講命令も同時に命じられた。一審は「被告は継続的に被害者の意思に反して正当な理由なしに情報通信網を利用し、文章や写真などを送り、被害者に不安感や恐怖心を覚えさせるストーカー行為を行った」と判断した。 一審は虚偽告訴、侮辱、名誉毀損など他の起訴事実に対しても有罪判決を下した。

キム・ビョングォン記者

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  • ▲サッカー選手孫興民の父、孫ウンジョンSONサッカーアカデミー監督/ニュース1

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